日本に帰国して
1年ちょっと。
少しずつ
遠かったものが
日常に
すぐ
隣にあったものが
異なもの
なっていく。
漢字
ウォッシュレット
日焼け対策
自転車
ポイントカード
ピタパ。
英語
メキシカン
ハイウェイ
適当なサービス
お店の人との会話
トレジョー。
前は
理解できなかった
ことが
当たり前に
生活の中に
あって
慣れ親しんでいた
ものが
どんどん
薄くなって
消えていく。
昔がよかった
とか
今がいいとか
そんなんじゃ
なくて
知らなかった
自分に
出会い
続けていて
ただ
ただ
すごく
不思議で
知っていた
自分が
どこかに
行ってしまった
みたいで
何だか
少し
寂しい。
目の前に置かれた
扉。
どうして
開かなきゃ
いけないのか
理由は
よく
わからないけど
ノブを
まわしてみて
その向こうを
覗いてみる。
扉の中に
あったものは
見たことのない
もの
だったり
さよならしたはずの
もの
だったり。
扉を
開く度に
私の
小さな枠を
超えた
大きな流れが
やってくる。
私の
思い描く道よりも
もっと
高いもの。
目の前に置かれた
扉。
理由は
私には
よくわからない。
でも
その中には
きっと
この歩みを
もっと
美しくしてくれる
何かが
ある。
だから
今日も
目の前にある
扉に
不安ながらも
手を
伸ばして行けたらと
思う。
明日の
コンサートの
リハを
聞きながら
痛い程に
思う。
うまく歌おうと
する
瞬間
何か
大切なものが
離れてしまう。
歌詞が
乱暴に
あつかわれて
しまって
魂がないまま
音が
流れ出して
しまう。
そこに
あるのは
自分を
良く見せたい
という
自分勝手な
悲しいもの。
それは
わかってるのに
それでも
私は
小さくて
愚かだから
すぐに
かっこよく
見せようと
等身大よりも
少し
色付けされた
自分を
見せようと
してしまう。
うまく歌おうと
して
そこに
流れるはず
だった
何か
大切なものを
自分で
なくしてしまう。
求められている
のは
かっこ悪さも
含んだ
ありのままの
私
なのに。
歌うことの
隣には
いつも
微妙な
心の動きとの
葛藤がある。
楽器が
体の中にある
っていうのは
本当に
厄介なのかも
しれない。
歌と
向き合っていると
もう
やめたいと
思うことが
何度もある。
自分の声
歌い方に
嫌気がさしたり
「あんな風には
歌えない」と
誰かの
輝きに
暗やみを見たり。
抜けたと思った
穴に
また
はまって
超えたと思った
壁に
また
ぶつかって。
「もう
歌いたくない」
「疲れた」
自分から出てくる
いろんな気持ちを
受け取ったり
向き合ったり
「もう
面倒くさい」
自分の
かっこ悪いものを
目の当たりにしながら
全部やめたら
きっと
もっと
楽になれると
横に置くけれど
でも
また
やっぱり
ここに
帰ってくる。
何でも
1つのことに
真剣に
向き合って
生き続けるなら
苦しくて
痛くて
好きなことなのに
重荷になって
しまって
でも
その分
新しくて
深くて。。
そうやって
特に
解決のない
まま
歩み続けて
出会い続けて
いく
のかな。
大した人間じゃ
ないことは
自分が
一番
よく
知ってる
はずなのに
自分は
すごいと
どこかで
道を間違え始める。
気がつくと
自分
1人だけで
生きて来たかの
ように
振る舞い
始めてしまう。
だから
やっぱり
大した人間じゃ
ないんだなぁ。
私の中に
前を向く
余裕も
声を発する
力も
残っていない時。
しゃがみ込んだ
まま
ただ
じっと
していたい時。
寄り添ってくれる
あなたの
静かな流れが
固く閉じた
殻を
少しずつ
溶かして
何も
残ってなかったはず
なのに
出会ったことの
なかった
新しいものが
どんどん
この淵から
溢れ流れていく。
不可能に
思えたのに
気がつけば
翼を広げて
飛んでいる。
人は
1人では
生きて行けない。
自分だけでは
不完全なことを
実感する。
あの人は
こうだから
この人は
ああだから
距離ある
ところから
あれ
これ
言うのは
簡単
過ぎるから
そう言う前に
隣にいて
寄り添える人に
なりたい。
遠目で
レッテルを貼る
のではなくて
下に見て
心の端に
追いやるのでは
なくて
隣の人の
その
存在の
深さと
豊かさを
尊重できる人で
いられたらと
思う。
人は
いろんなことを
言う。
1日の終わりには
そんな
言葉達が
頭や心に
残っていたり
する。
それは
心浮くような
嬉しいことだったり
素直に
うなずけない
何だか
歪んでいるような
かけらだったり
心沈む
悲しい的はずれ
だったり。
そんな
言葉達に
乗せられた
いろんな心が
すぐ側で
渦巻いて
波だっている
日々。
自分が
どこに
立って行くのか
何を
見て行くのか
揺るぎなく
持っていたいと
思う。
人が
何を言っても
どう反応しても
風の知識に
よって
なびいて
移り変わっていく
のでは
なく
周りが
どんなでも
1つのことを
見続けて
私の
忠実と
誠実を
尽くし
生き
続けられたらと
思う。
人との
出会いは
本当に
不思議。
一瞬にして
見ていた世界が
変わったり
ずっと
開かなかった
扉が
すごく自然に
開いたり
知らなかった
自分が
流れ出したり。
ずっと側に
あって
気がついたら
深いものを
おとして
行っていたり。
人一人が
運んでくるもの。
人一人が
連れて行ってくれる
ところ。
全ての
出会いが
少しずつ
いろんな
深さ
濃さ
大きさで
私の中に
模様を
刻んでいく。
え!
again!?
最近
落とし物が
多くて
ちょっと困る。
あぁ。。
もっと
気をつけないと
と
反省しつつ
通った道を
歩き探しつつ
誰か
拾ってくれない
かな。
と
願いつつ。
私も
誰かの
落とし物に
気づいて
拾い上げれる
ように
なりたいな
と思う。
日本は梅雨。
傘の下を
歩きながら思う。
みんな
何かの
傘の下にいて
守られてるんだなぁ
と。
誰かの子どもで
あること。
どこかに属して
働いていること。
誰かの
彼氏彼女だったり
旦那/妻だったり。
そういう
誰かと
作り出したり
誰かが
保ってくれてる
傘の中
だから
私は私らしく
輝いて
いられる。
自分に
自信を持つことが
できたり
する。
自分の力だけで
歩いている
ような
そんな
錯覚に
ついつい
胸を張りすぎる
けど
傘が
なくなった時
私は
どうするかな。
どういう人になるのかな。
傘が
なくなった時
その人の
本当の姿が
現れる
気がする。
私には
何が残るかな。
全てが
なくなった時
私という人間は
どんな
何だろう。
眠ったらだめな
時に
脳が
ふわふわ
心地のいい
眠りに落ちて
出て来れない
自分。
気がついたら
腹ぺこで
いらいらしてる
自分。
マネージしきれない
お子様な
ありのままの
自分が
何か愛おしい。
適当で
ゆるい
自分が
何か心地いい。
後ろから
誰かが
追い越して行く。
隣を
歩いていた人が
飛び立って行く。
前を
誰かが
横切って行く。
そんな
いろいろな人生を
目で追いつつも
私は
ただ
自分の道を
歩いて行く。
あこがれて
眺める
先では
なくて
今
乗っかってる
ここに
輝く何かが
ある
から。