特に
夕日が好き。
ぎんぎんに
勢い良く照っていた
太陽が
この世界の秩序に従い
落ちて行く。
造られたその役割を
果たして
落ちて行く。
上ることを知っている
ものが
自ら
落ちることを受け入れ
下って行く。
謙遜を知った下り行く
輝き。
オレンジの中に混ざった
影。
自分の存在を認め
受け入れた
力強さ。
深さ。
希望に満ちた朝日
よりも
魅力的で
多くを語る様な。
自信満々な昼間の
光より
心
動かされる様な。
夕日の中で
張った肩肘が
ほぐされる。
欠けていた喜びに
賛美が満ちる。
在るべき所に心が
帰る。